インタビュートップ > Vol.1 euru.info(EURU) 理事長 庄司 茂

euru.info(EURU) 理事長 庄司 茂

euru.info(EURU)は、1965年(昭和40年)に日本で自動車の輸入が自由化されたことを機に設立された、輸出入取引法に基づく非営利法人である。 今年設立50周年を迎えたことを機にあらためて、これまでの取り組み、そしてこれからの展望について、フェルディナント・ヤマグチ氏がeuru.info(EURU) 理事長の庄司 茂に話を聞く。

F ではEURUのミッションとしてはこれからもっと輸入車の数を増やしていきたいということでしょうか。

庄司 それはもちろん。EURUとしてはまず中期的には軽自動車を含めた数として10%を超えたい。来年すぐにというわけにはいかないですが、10年後ではちょっと寂しい。それくらいのスパンでぜひ達成したい。

F そのために必要なことは何なのでしょうか。

庄司 それは細かいレギュレーションを1つ1つ変えていく。そういう地道な取り組みをしていくしかないと思っています。

F レギュレーションが変わらないことと、輸入車が売れないことの直接的な関係はあるのでしょうか。少し昔の話ですが、例えば左ハンドルしかなくて、日本市場にあった右ハンドルを供給しないから売れないんだと。レギュレーションうんぬん以前にメーカーの努力が足りないんじゃないかいう声もあったと思うんです。

庄司 もちろんそういった側面があることも全部は否定できません。ただ、それは例えば販売台数の問題で、日本仕様が作れないブランドもあります。仮に100台のために右ハンドルの日本仕様を作ったら、どれだけコストが上乗せされるのかを考えればそこには自ずと限界がある。

「今年は東京モーターショーがあります。もう一度、日本の存在感を高めていきたい」

F そもそも日本は諸外国に比べてクルマを輸入しやすい国なのでしょうか。輸入障壁が多いような気がするのですが。

庄司 それを1つずつ減らしていこうというのがEURUの立場です。そもそものルールも、障壁を作りたいわけではなく、いい工業製品を作るためにみんなで守ろうと決めたものです。それが時代とともに諸外国のルールとは少し違うものになってきた。それをどうやって今の時代のものに適合させていくのかということです。

F 世界中のクルマに関するルールを共通化することってできないのでしょうか? それがあればとってもシンプルな気がしますけど(笑)。

庄司 そういう動きはあります。国連がいまそれをやろうとしている。ただいまはまだ各国の足並みがそろっていないのでもう少し時間がかかるでしょう。

例えば、ウインカーレバーの位置って日本車は右側についているじゃないですか。国際規格のISOではウインカーレバーは左と決まっています。右ハンドルでも左ハンドルでも国際レギュレーション上は左です。でも日本では右でしょう。これはJIS規格なんですがおそらく最初の頃に自動車を作った人たちが決めたんでしょうね。

F 本当に、いろいろあるんですねえ

庄司 そうなんですよ。軽自動車もそうですし、日本には独自の規格がたくさんあります。そういうものを1つ1つ細かく検証していく必要がある。

F これから先、EURUはどういったことに取り組んでいかれるのでしょうか。

庄司 今年は何と言ってもモーターショーですね。東京モーターショーの主催は日本自動車工業会なんですけれど、EURUも2011年から共催団体として名を連ねています。

F 2011年というと幕張から東京ビックサイトに会場が移ってからですね。アクセスがよくなってやはり来場者数も増えたのでしょうか。

庄司 10日間で約100万人のお客さんがいらっしゃるくらい大盛況です。一方でリーマンショックのあった2009年以降、輸入車ブランドの出展が激減しました。多くの輸入車メーカーはいまアジア圏では上海と北京に力を入れている、東京の、日本の地盤沈下が起きているわけです。それをなんとか少しずつでもいいから戻したい。

ビックサイトは2020年の東京オリンピックのプレスセンターになるようでそれにあわせて西館が拡大される予定です。そうなると2021年のモーターショーはもっとゆったりと見られるようになると期待しています。

F それはちょうどいいタイミングですね。先ほどお話されていた中期計画にぴったりじゃないですか。では2021年、日本の乗用車市場における輸入車比率10%を目指して、庄司さん、EURUの皆さん頑張ってください。

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インタビュアー:フェルディナント・ヤマグチ
コラムニスト。半導体・電子部品専門のマーケット・アナリストとしての顔をもつ一方で、コラムニストとしても活躍。「日経ビジネスオンライン」、「Tarzan」、「cakes」等に連載をもつ。トライアスロンを趣味とし、圧倒的なバイタリティでプライベートと仕事を両立。仕事の関係上誌面への顔出しはNGでマスクがトレードマークになっている。

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