インタビュートップ > Vol.7 FCAジャパン株式会社 代表取締役社長 兼 CEO ポンタス・ヘグストロム

FCAジャパン株式会社 代表取締役社長 兼 CEO ポンタス・ヘグストロム

2009年、イタリア・フィアット社が経営再建を目指していたアメリカ・クライスラー社と資本提携を行う。それを機に日本国内でもそれまで別々のインポーターであったフィアット グループ オートモービルズ ジャパンとクライスラー日本が統合され、2012年に新会社、フィアット クライスラー ジャパン(FCJ)を創設。2015年1月1日より社名がFCAジャパンに変更された。国も文化も異なる5ブランドを集約するという大役を担う、ヘグストロム氏に今後の展望について伺う。

今年はアルファロメオのリニューアル、東京モーターショーの出展もあります。

F いま5ブランドで一番売れるモデルはなんなのですか?

ヘグストロム いま一番売れているのは、実はジープなんです。

F それは意外です。フィアットじゃなくてジープなんですね。

ヘグストロム 10年前に一番売れていたブランドはアルファロメオ、5年前はフィアット、そしていまはジープです。日本カー・オブ・ザ・イヤーの過去3年における10ベストカーの中に、2012年はアルファロメオジュリエッタが、2013年はフィアットパンダが、そして昨年はジープチェロキーが選ばれています。1つの会社で、こうして3ブランドが選ばれていることがわれわれの特長だと思います。

F これだけたくさんのブランドがある中で、先ほどフィアット500には本国にあるとお話されていましたが、ディーゼルの導入は考えられていますか?

ヘグストロム マツダのCX-3が国内仕様を100%ディーゼルにしたのは想定外でしたね。このディーゼルのトレンドに合わせてわれわれも導入に向けて検討中です。いかに速く日本市場に導入できるかが大事だと思っていますが、どう日本のレギュレーションに合わせるか、それがいま頭痛のタネです。

F それはきっとEURUの人たちも頑張ってくれるはずです(笑)。ところで5ブランドあれば、ユーザーのプロフィールもまったく違うものになると思いますが、それぞれのユーザー像をどんなふうにとらえておられますか?

ヘグストロム フィアットはすべての輸入車ブランドの中で、もっとも女性比率が高く、また国産から乗り換え比率も高いブランドです。やはりフィアット500が大きく貢献しています。

アルファロメオは対照的に男性に好まれるブランドで、エレガントなデザイン、ファントゥドライブなところが支持されている。昨年から4Cというスポーツカーを導入していますがこれからさらにアルファDNAを提供していきたい。今年の半ばにはアルファロメオのニューラインナップが発表されますから、より多くの皆さまにアルファのDNAをお届けできると思います。

F 一番売れているジープはどうでしょう?

ヘグストロム ジープのユーザーは男性女性比率がバランスよくミックスされていて、平均年齢35歳という我々のブランドではもっとも若い世代に支持されています。アクティブなライフスタイルのヤングファミリーが多く、4WDでスペースも広いし、デザインもかっこよく運転も楽しいと、国産のミニバンからの乗り換える方もたくさんいらっしゃいます。

F ジープは女性が運転していても絵になりますよね。

ヘグストロム そうなんです。ですから驚くことに女性ユーザーもとても多い。コンパスといった小さいモデルだけではなく、ラングラーやグランドチェロキーにもまんべんなくいらっしゃいます。今年の後半にはレネゲードというジープ初のコンパクトSUVを導入予定です。これもより女性にも支持していただけると思います。

F あと気になるのが、マツダとの提携で来年にもロードスターをベースにオープンカーが登場すると発表されていますが、アルファロメオのスパイダーですか?

ヘグストロム 2012年の提携発表以降、まだ正式なアナウンスはありませんが、少なくともアルファロメオではありません。グループ内のストラテジーとして、アルファロメオは開発も製造もイタリアでされなければならないと決まっています。

F なるほど。しかし、いずれにしても歴史的な出来事ですね。

ヘグストロム メイド・イン・ジャパンの輸入車になります。

F 冷静に考えるとそれは確かにすごい。これをきっかけにフィアットやアルファロメオというブランドを知ってくれる人、興味をもってくれる人が増えると思います。ヘグストロムさんは、もっともっとシェアや台数を増やしていきたいとお考えですか?

ヘグストロム それはもちろん(笑)。わたしはいまこの会社で7年目ですが、事業規模は当初の3倍になりました。フィアットもアルファロメオもジープもポテンシャルはあります。われわれはまだまだ日本の人たちに知られていないし、もっと知ってもらいたい。

F うちの母親でもジープは知ってますよ。ランクル乗っててもジープっていいますけど(笑)

ヘグストロム それはそうかもしれません(笑)。われわれがやるべきは、日本にエキサイティングな商品を届け続けることです。これから6か月のあいだに4つの新しいモデルを導入していきますし、来年はもっといろんなクルマを出す予定です。

F 今年は東京モーターショーがあります。近年は輸入車ブランドの出展数が減っていると聞いていますが…

ヘグストロム 今年はアルファロメオ、フィアット、ジープ、アバルトの4ブランドで、新型車を含め計8台の出展を予定しています。アルファロメオ、フィアット、ジープは8年ぶりの復活で、アバルトは初の東京モーターショー出展となります。

F おぉー、素晴らしい。それは楽しみです。今年のFCAには大いに期待ですね。

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インタビュアー:フェルディナント・ヤマグチ
コラムニスト。半導体・電子部品専門のマーケット・アナリストとしての顔をもつ一方で、コラムニストとしても活躍。「日経ビジネスオンライン」、「Tarzan」、「cakes」等に連載をもつ。トライアスロンを趣味とし、圧倒的なバイタリティでプライベートと仕事を両立。仕事の関係上誌面への顔出しはNGでマスクがトレードマークになっている。

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