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ランボルギーニ ジャパン カントリー マネージャー エジナルド・ベルトリ

日本におけるランボルギーニの歴史は1968年、ミウラの時代に輸入販売が始まる。そして、1999年にランボルギーニ本社がフォルクスワーゲングループのアウディ傘下となったことを契機に、2001年にランボルギーニ ジャパンが設立された。2005年からは現在のステファン・ヴィンケルマンCEO体制となり躍進を続けるランボルギーニの日本市場の舵取りを託されたエジナルド・ベルトリ氏に話を伺う。

ウルスがスーパースポーツSUVという新しいセグメントを創出します。

加藤 現在のラインナップは、基本的にV12のアヴェンタドールとV10のウラカンの2種類しかありませんが、もっとモデルレンジを広げればランボルギーニの可能性が広がると思うのですが。

ベルトリ ご指摘のとおりです。そこでランボルギーニは先日、第三のモデルとしてSUVのウルスを2018年に投入することを発表しました。これによって我々はスーパースポーツSUVという新しいセグメントを確立しようと考えています。

加藤 しかし、振り返ってみるとランボルギーニは過去にオフロードヴィークルを作った歴史がありましたね。LM002というモデルでカウンタックのパワートレインを逆にフロントエンジンにして4WDにする、スーパーカーメーカーとしては画期的な試みでした。

ベルトリ もう40年も前のことですから、もちろんモデルはぜんぜん違いますが(笑)。ただ新たな挑戦です。もちろんリスクもあると思いますが、我々はこのウルスによって販売台数は約2倍になるとみています。

加藤 2倍ですか、それはすごい。しかし生産のキャパシティなどは大丈夫なのでしょうか。イタリア以外で作るということですか?

ベルトリ いえ、これまで同様イタリアのサンタアガタで作ります。そのために新しい工場を建設し、人も雇います。いま本社には1,200人ほどが働いているのですが、さらに500人を増やす予定です。ウルスの登場でランボルギーニは大きく変わると思います。

加藤 いまSUVはラグジュアリーマーケットにおいてもベントレーが新型を発表したり、マセラティも導入を予定したりしています。競合とどう棲み分けていくのか、また生産台数が倍になってしまうと、希少性という意味でのブランド価値が落ちてしまう懸念はないのでしょうか?

ベルトリ 我々が狙うのはあくまでスーパースポーツSUVという新しいセグメントですから、他社と競合するのではなく違う層のお客さまが買ってくださるとみています。また、我々の生産台数はいまグローバルでも2,300台くらいですから、それが倍になったところでニッチなのです(笑)。世界で1年間に生産される自動車は約8億台あるといわれますが、そのうちのわずかに4,000台ですから。ランボルギーニが限られた顧客のためのものであることは変わりません。

加藤 このウルスに対してすでにお客さんからの反応はあるのでしょうか?

ベルトリ 世界中で大きな反響が出ています。日本でもすでにショールームにきて、まだ価格も発表になっていないのに手付金を払うから、一番納車にして欲しいとおっしゃるお客さまもいました。

加藤 それは楽しみですね。ところで、ウルスの中身も気になるのですが、いまエンジンはダウンサイジングがトレンドで、フェラーリやポルシェといったスーパーカーメーカーもターボ化しています。ランボルギーニとしては次世代のパワートレインはどう考えているのですか?

ベルトリ いまのところランボルギーニは自然吸気にこだわるとアナウンスしています。やはりターボにはラグがあり、レスポンスが落ちる。そして何より音が良くない。研究開発担当ディレクターであるマウリツィオ・レジャーニはターボエンジンではいまの自然吸気のような音は再現できないと言っていました。ですから、可能な限りエモーショナルであることにこだわっていくと思います。

加藤 一方でハイブリッドやEVなどの電動化も各社は進んでいます、ウルスなどは特にそういうことが求められる気もしますが、その点はいかがでしょうか?

ベルトリ 昨年のパリショーでアステリオンというコンセプトカーを発表しています。これはランボルギーニ初のプラグインハイブリッドカーです。フロントアクスルに2個の電気モーターを搭載して、5.2リッターV10エンジンと組み合わせたモデルです。我々も電動化に無関心なわけではなく、こうしたコンセプトカーなどを提示して市場の反応をみています。

実は限定モデルだったレヴェントンに、現在のフラッグシップであるアヴェンタドールはとてもよく似ています。レヴェントンをテストマーケティングとして、アヴェンタドールはデザインの開発が行われました。そういう意味ではコンセプトカーを良く見ていただくと、次にどんなモデルが出てくるのかが想像できるかもしれません。

加藤 そういえば、最近本社にビンテージモデルのレストア部門である“ポロストリコ”を新設されたと聞きました。日本のお客さんからの反響もあるのでしょうか?

ベルトリ “スクアドラ・コルセ”はレースのために発展してできた部門ですが、同様にクラシックカーのレストア部門として新設されたのが“ポロストリコ”です。いまのところ受付できるクルマが限られていてミウラと350GTのみなのですが、すでにたくさんの問い合わせが寄せられています。日本には長いランボルギーニの歴史があり、たくさんのビンテージカーがあり、熱心なファンがたくさんいます。最新モデルだけでなく、こうしたきっかけで大切なランボルギーニユーザーと新たな接点が生まれることを期待しています。

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インタビュアー:カーグラフィック代表取締役社長 加藤 哲也
1959年生まれ。東京都出身。大学卒業後はテレビ番組制作会社に勤務。1985年、出版社である二玄社へ転職。自動車専門誌『カーグラフィック』に配属される。2000年に編集長に就任。2007年には姉妹誌であった『NAVI』の編集長も歴任した。2010年に二玄社からカーグラフィックの発行を引き継ぎ同社を設立、代表取締役社長を務める。

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