EURU euru.info
Menu

フェラーリ・レーシング・デイズ鈴鹿2012

2012年3月28日


~3日間で2万1,700人以上のオーナーやファンが一堂に集結~

2012年3月16日(金)から18日(日)の3日間、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で、フェラーリ・オーナーとファンを対象としたイベント「フェラーリ・レーシング・デイズ鈴鹿2012」が開催されました。

「フェラーリ・レーシング・デイズ鈴鹿2012」は、フェラーリ・ジャパンが主催するフェラーリ・オーナーとファンを対象としたイベントです。今までは、「フェラーリ・フェスティバル」の名で開催されていましたが、今回はイベントの名称を変更し、会場に集まった600台以上のフェラーリと、約2万1,700人以上のオーナーやファンと共に開催されました。

pic_ferrari1203_a

イベントでは、フェラーリ・オーナーが愛車で鈴鹿サーキットでのスポーツ走行を楽しんだほか、F1マシンやサーキット専用車(FXXと599XX EVO)のデモンストレーション走行もあり、サーキット走行をしない方もフェラーリの魅力を大いに堪能できる内容となっていました。599XX EVOがサーキットで公開走行されるのは世界初のことです。

pic_ferrari1203_b

さらに、「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・アジアパシフィック」2012年シーズンの開幕戦も同時開催されました。

pic_ferrari1203_c

F1クリエンティ

F1クリエンティは、実際にF1で使用されたF1マシンを所有するお客様が、サーキットでそのF1マシンを走らせるプログラムです。
お客様は、F1の技術チームによるサポートを受けることができます。

pic_ferrari1203_d

今回は、2003年シーズン用の「F2003-GA」と2008年シーズン用の「F2008」が鈴鹿サーキットを走行し、F1マシンならではの甲高い音を響かせていました。

■F2003-GA

F2003-GAは、スクーデリア フェラーリが2003年の第5戦から最終戦までを戦ったモデルで、同年1月に亡くなったフィアットグループの総帥、ジャンニ アニェッリを偲び車名にそのイニシャルである”GA”を冠していました。この年のフェラーリチームは、ミハエル シューマッハのドライバーズタイトルと、コンストラクターズタイトルのダブルチャンピオンに輝きました。

pic_ferrari1203_e

■F2008

F2008は、フェラーリが2008年のF1シリーズを戦ったモデルで、前年のF2007に続きミナルディ出身のエンジニア、アルド コスタが開発責任者を務めました。旋回性能向上のためにホイールベースを前モデルより短縮、また全体のシルエットも小型化されました。2008年のコンストラクターズタイトルを獲得しました。

pic_ferrari1203_f

FXX/599XXプログラム

FXX/599XXプログラムは、お客様自らがフェラーリのサーキット専用車(FXX/599XX)のテストドライバーとなり、そのサーキット走行のデータをフェラーリが解析、今後のニューモデルなどの開発に活かされるというプログラムです。
このプログラムは、マラネロのコルセ・クリエンティが運営し、フェラーリから派遣されたエンジニアやメカニックによるサポートを受けることができます。

■FXX

FXXは、フェラーリ エンツォをベースに開発されたサーキット専用車です。6.3リッターのV12エンジンを搭載し、最高出力は800馬力を発揮します。

pic_ferrari1203_g

■599XX EVO(エボリューション・パッケージ)

599XX EVOは、599XXに改良が加えられたモデルで、2011年12月1日にボローニャ・モーターショーで発表されました。
599XX EVOには、F1マシンに採用されているようにリアウイングに2枚のフラップが備わり、速度や車体の状況(操舵角、前後の加速、横G)に応じてフラップが回転することにより、ダウンフォースをコントロールし、コーナリング性能を向上させることができます。排気系は、サイドマフラーに変更されています。

pic_ferrari1203_h

ミカ・サロ氏がゲスト参加

元スクーデリア・フェラーリのF1ドライバーのミカ・サロ氏がゲストとしてイベントに参加しました。
フェラーリ・チャレンジ・アジアパシフィック選手権の開幕戦に、ゲスト・ドライバーとして参戦し、最後尾から3位まで追い上げる走りを見せたほか、F1ショーのドライバーも務め、2008年シーズン用のフェラーリF1マシンの「F2008」でデモンストレーション走行を行いました。

pic_ferrari1203_i

pic_ferrari1203_j

pic_ferrari1203_k

フェラーリの被災地支援

フェラーリは東日本大震災の後、被災地の支援、特にイタリア共和国ラツィオ州ローマ県にあるチヴィタヴェッキアの姉妹都市である宮城県石巻市の復興のために、放課後児童クラブ2棟設立するなどの活動を行っています。
今回もイベントを通じて寄付金を募り、その全額が石巻市に送られました。特に子供たちの支援に活用される予定です。

pic_ferrari1203_l

フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ アジア・パシフィック2012の開幕戦

フェラーリのワンメークレースである「フェラーリ・チャレンジ」は今年で20年になります。
2011年シーズンからは、イタリア、ヨーロッパ、北米に加え、アジア・パシフィックでも選手権がスタートしました。
アジア・パシフィックの2012年シーズンは、鈴鹿が開幕戦となり、今回のフェラーリ・レーシング・デイズ鈴鹿2012と併催されました。

pic_ferrari1203_m

第2戦と第3戦は中国・上海で、第4戦はマレーシア・セパンで、第5戦はシンガポールで開催され、最終戦はヨーロッパでワードタイトルをかけて戦われます。第3戦では、フェラーリ・レーシング・デイズとの併催も予定されているとのことです。

pic_ferrari1203_n

■458チャレンジ

458チャレンジは、4.5リッターの直噴V8エンジンをミッドシップに搭載する458イタリアをベースとする車両で、フェラーリのワンメイク・チャンピオンシップ用マシンとして5代目となるモデルです。
4.5リッターの直噴V8エンジンは、最高出力は570馬力(9,000rpm)を発揮しますが、低回転域から高いトルクを引き出すために、ギア比等に改良が施されています。
さらに、車両の軽量化のために、ボディパネルの厚みを削減するとともに、カーボンファイバーやポリカーボネートなどの軽量素材が使用されています。

pic_ferrari1203_o

コンコルソ・デレガンツァ byウブロ

会場では、日本初となるフェラーリ公認のコンクール・デレガンス「コンコルソ・デレガンツァ byウブロ」が開催されました。1950年代から1960年代のモデルを中心とした歴史的価値が高い「フェラーリ・クラシケ」が18台出展され、審査の結果、フェラーリ 250 GT SWB(1961年)が「ベスト・オブ・ショー」を、フェラーリ 250 GTOが「プリザベーション・トロフィー」を、ディノ 206GT(1968年)と「フェラーリ 340 アメリカ・ヴィニャーレ・スパイダー(1951年)が最も優れたレストアに対して贈られる「エクセレンス・カップ」を受賞しました。

ウブロは2011年11月、フェラーリと時計製作におけるパートナーシップ契約を締結、時計のコレクションの展開に限らず、オフィシャルタイムキーパー等、フェラーリの全ての活動における時計ブランドのパートナーとなり、フェラーリが主催する様々なイベントにパートナーとして参加することになります。

pic_ferrari1203_p

■フェラーリ 250 GT SWB(1961年式)
~ベストオブショー受賞車~

これまでの250GTのホイールベースを2,600㎜から2,400㎜へと縮め、運動性能の向上を図ったモデルで、1959年のパリ・サロンで発表されました。ピニンファリーナのデザイン、スカリエッティ製作のボディは、前任モデルのTdfよりさらに面の張りやラインの緊張感が強調されたものとなり、より魅力的なクーペボディを纏っていました。

pic_ferrari1203_q

■フェラーリ 250 GTO(1963年式)
~プリザベーション・トロフィー受賞車~

250GTOは、250GT SWBをさらにレース専用マシンとして開発したもので、車名の”O”は、当時のFIAレース規定にGTとして認可(Omologazione)されることを目的としたことに由来します。SWBに比べて、エンジンの搭載位置を後退させ重量バランスを改善し、ドライサンプのレーシング・エンジンの重心も低められるなど、あらゆる箇所に手が入れられていました。1962年から1964年までに36台が製造され、ルマン、Tdf、イギリスのTTなど、世界の主要なレース・フィールドで輝かしい成績を残しました。

pic_ferrari1203_r

■ディノ 206GT(1968年式)
~エクセレンス・カップ受賞車~

フェラーリのロードカー史上初のミドシップ・モデルとして、1967年から市販が開始されました。エンツォ・フェラーリの長男、ディノのアイデアを基に、その原案をヴィットリオ・ヤーノ率いるフェラーリ技術陣が実現したとされる65度V型6気筒“ディノ”ユニットは、2,000㏄ながら180馬力を発生しました。また、ミドシップのメリットを生かし、ハンドリングも当時のロードカーの水準を超越しており、その美しさで現代でも世界中の愛好家を惹きつけてやまないボディは、ピニンファリーナのデザイン、スカリエッティのコーチワークによるオールアルミ製でした。2,000㏄のフィアット・ディノと共にディノF2ユニットのホモロゲーション取得のために生産された206GTは、生産開始からわずか1年後、所期の目的を終えると同時に後継車である246GTにその座を譲って生産を終了しまいた。

pic_ferrari1203_s

■フェラーリ 340 アメリカ・ヴィニャーレ・スパイダー(1951年式)
~エクセレンス・カップ受賞車~

このモデルが搭載していた、4,102㏄の排気量を持つV型12気筒エンジンは、元は航空機エンジンの開発を手がけていたアウレリオ・ランプレディによって開発され、フェラーリのF1マシンからの技術的フィードバックが多く反映されていました。当時、急速に高まるアメリカ市場に向けて開発されましたが、生産台数はわずか8台にとどまりました。

pic_ferrari1203_t

■フェラーリ 195 S トゥーリング・ベルリネッタ(1950年式)

ジョアキーノ・コロンボの設計によるV型12気筒エンジンを搭載したフェラーリのスポーツカーは、フェラーリの名を冠した初めてのモデルとして1947年に発表された125Sを基に、エンジン排気量を徐々に拡大、この195Sでは1気筒当たり195㏄、総排気量は2,341㏄となりました。ボディワークは、ミラノの名門カロッツェリアであるトゥーリングが手がけ、初期のフェラーリを印象づける流麗な造形を施しました。

pic_ferrari1203_u

■フェラーリ 166 インター・ヴィニャーレ・クーペ(1950年式)

166は、1948年から1953年までに約100台が製造され、このヴィニャーレのほかに、トゥーリング、ファリーナ、ギア、ベルトーネといった著名なカロッツェリアがそれぞれボディを手がけていました。V型12気筒、1,995㏄のエンジンは、この華麗なボディを時速170㎞まで引っ張ったといわれています。

pic_ferrari1203_v

■フェラーリ 250 GT Tdf(1957年式)

250GTのコンペティションモデルとして開発され、ボディ・デザインはピニンファリーナ、製作はスカリエッティが担当しました。Tdfの名称は、フェラーリが、1956年から1964年までツール・ド・フランスに9連勝を果たしたことに由来します。

pic_ferrari1203_w

■フェラーリ 250 GT カリフォルニア・スパイダー(1957年式)

このモデルは、カリフォルニアのフェラーリ・ディーラーからの要望に応え、250GT Tdfをオープンにしたもので、250シリーズのなかで最もパワフルなエンジンを搭載した、オープン・ボディのフェラーリです。1960年には、250GTのショート・ホイールベース化にならい、ホイールベースが2,600㎜から2,400㎜へと短縮されました。

pic_ferrari1203_x

■フェラーリ 275 GTB/4(1957年式)

275GTBは、250GTシリーズの後継車として当初からロードカーとして開発され、1964年に発表されました。ジョアキーノ・コロンボによるV型12気筒エンジンは、3,300㏄となり、5速ギアのトランスミッションと、駆動系にはトランス・アクスルを採用していました。この275GT/4は、その前任である275GTBの進化形として1966年に発表され、車名の”4”は、4カムシャフトを意味し、エンジンにはドライサンプのDOHCヘッドが搭載されていました。
美しいボディのデザインはピニンファリーナ、製作はスカリエッティによるものでした。

pic_ferrari1203_y

■フェラーリ 250 GTE 2+2 400SA(1961年式)

フェラーリ250GTE 2+2は、250GT系で唯一の2+2仕様として、1960年のパリ・サロンでデビューした、量産フェラーリとして初の本格的4シーターモデルを基に、車名のとおりランプレディによる4,000㏄の大排気量エンジンを搭載し、”SA”(スーパー・アメリカ)の試作車として、エンツォ・フェラーリ本人によりテストされたモデルと言われています。

pic_ferrari1203_z

■フェラーリ 250 GTE 2+2(1962年式)

250GTE 2+2は、フェラーリの量産モデルとして初の本格的2+2モデルで、このモデルの出現によりフェラーリの生産台数は一気に高まりました。デビュー以来細かな改良を重ね、1962年までの生産台数は950台に達しました。

pic_ferrari1203_a_a

■フェラーリ 400 スーパー・アメリカ(1962年式)

400 スーパー・アメリカは、顧客の要望に応じて細かく仕様が決められて製作された、当時のフェラーリの最高峰に位置するモデルで、このため、まったく同じ仕様のモデルは存在しないと言われており、生産台数も47台にとどまりました。エンジンは、4,000㏄のV型12気筒コロンボ・ユニットを搭載し、初期型においては大径キャブレターや圧縮比を高めるなどのチューンにより400馬力を発生、時速300㎞の最高速を誇りました。

pic_ferrari1203_a_b

■フェラーリ 250 GT ルッソ(1963年式)

250GT ルッソは、250GTシリーズの最終型をして1962年のパリ・サロンで発表されました。ルッソ(Lusso)は、イタリア語でラグジュアリーを意味し、その名のとおり実用性を高め、さらに高級車のマーケットを狙って製作されました。速度計と回転計がドライバー正面ではなくダッシュボード中央に位置し、また、円形のテール・ランプが初めて採用されました。

pic_ferrari1203_a_c

■フェラーリ 330 GT 2+2(1964年式)

250GTE 2+2の後継として、1964年のブリュッセル・ショーで発表されました。V型12気筒エンジンをフロントに搭載した2+2フェラーリとしての地位を確立したモデルで、1967年までに1,000台余りが製造されました。なお、この初期型の特徴である4灯のヘッドライトは、翌年には2灯式に変更され、より穏やかな表情となりました。

pic_ferrari1203_a_d

■フェラーリ 330 GTC(1966年式)

330GT 2+2に搭載されていたV型12気筒ユニットを搭載した2シータークーペとして、1966年のジュネーブ・ショーで発表されました。ラグジュアリー志向の強いモデルながら、フェラーリのロードカーの定石通り、ピニンファリーナのデザイン、スカリエッティの架装による端正なボディには、300馬力を発生する強力なエンジンとトランス・アクスルのドライブトレーン、また4輪ダブルウィッシュボーンという、この時代の最先端メカニズムが惜しげもなく投入されていました。

pic_ferrari1203_a_e

■フェラーリ 365 GTB/4 デイトナ(1969年式)

275GTB/4の後継として1968年のパリ・サロンで発表されたモデルで、1967年のデイトナ24時間レースにおいて、フェラーリのスポーツプロトタイプ“330P4”と“412P”が1-2-3フィニッシュを果たしたことから、”Daytona”の愛称で呼ばれています。V型12気筒エンジンをフロントに搭載し、後輪を駆動するという、創立以来綿々と受け継がれてきたフェラーリ・ベルリネッタの究極的な一台に位置づけられるモデルです。

pic_ferrari1203_a_f

■フェラーリ 365 GT4/BB(1973年式)

365 GTB/4の次世代を担うフェラーリのフラッグシップモデルとして開発され、1971年のトリノ・ショーにプロトタイプが展示され、1973年より市販が開始されました。ミドシップ・レイアウトが採用され、エンジンは、当時のF1をはじめとするレースで活躍していた水平対向(ボクサー)式が搭載されるなど、従来からの転機となったモデルです。

pic_ferrari1203_a_g

■フェラーリ SP-1(2008年式)

フェラーリとしてほぼ半世紀ぶりとなるワン・オフ・モデルで、フェラーリクラブ・ジャパンの会長であった平松潤一郎氏の依頼により製作されました。ボディ・デザインは、レオナルド・フィオラバンティによるのもので、フェラーリ社と注文主であるオーナー、そしてデザイナーが三位一体となって実現した、たいへん貴重なモデルです。

pic_ferrari1203_a_h

フェラーリ・ショールーム

ピットビルの1階では、フェラーリ初の四輪駆動で4人乗りの「FF」や、アルミニウム製フル・リトラクタブル・ハードトップを採用した「458スパイダー」などの最新モデルも展示されました。

pic_ferrari1203_a_i

■FF

FF(フェラーリ・フォー)は、2011年3月のジュネーブ・ショーで発表されました。
612スカリエッティ後継の4シーターモデルで、直噴の6.3リッターV12エンジンをフロントに搭載し、四輪を駆動します。
トランクルームは、4名乗車時で450リッター、後席を倒せば、最大800リッターの容量があります。

pic_ferrari1203_a_j

pic_ferrari1203_a_k

■458スパイダー

458スパイダーは、2011年9月のフランクフルトモーターショーで発表されました。
アルミニウム製フル・リトラクタブル・ハードトップを採用し、エンジンは、458イタリアと同じ4.5リッターのV8で570馬力を発揮します。
アイドリングストップ機能の採用などで燃費性能を改善する「HELEシステム」を標準装備しています。

pic_ferrari1203_a_l

pic_ferrari1203_a_m

○フェラーリについてはこちらから
Ferrari Japan|フェラーリ・ジャパン ホームページ

○フェラーリ・レーシング・デイズについてはこちらから

○フェラーリ・フェスティバル2010(EURUレポート)についてはこちらから。
http://euru.info/attractive/ferrari1006/

○フェラーリ・フェスティバル2008(EURUレポート)についてはこちらから。
http://euru.info/attractive/ferrari0806/

フェラーリ・レーシング・デイズ鈴鹿2012 フォトギャラリー

※前半の12枚の写真は、フェラーリ・ジャパンより提供いただいたオフィシャルフォトを借用しております

本記事の取材は、2012年3月に行いました。


https://designedby3d.com

kinder-style.com.ua/gymboree

www.101binaryoptions.com